ライジングサンのあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

ライジングサン

タイトル ライジングサン
原作・漫画 藤原さとし
出版社 双葉社

日常に退屈を感じていた高校生
甲斐一気は
山で一人の自衛隊員と出会う。

その力強さと
存在感に圧倒された一気は
自衛隊への入隊を決意する。

どうせ働くなら会社の為より
国の為に働きたい・・・。

甲斐一気18歳
新入隊員としての自衛官ライフが始まる。

サイト内で【ライジングサン】を検索!

ライジングサンのあらすじ紹介

退屈な毎日を過ごしていた
高校三年生の
甲斐一気。

よく分からない将来から
逃げるように
今日も山を駆けのぼっていた。

山での早さには自信のあった一気だが
そんな自分を楽々と追い越していく
一人の男と出会う。

重量のある大きな荷物を背負い
数キロもあるバーベルも抱えながら
登って来るその男は自衛隊員だった。

自分の悩みをぶつけるように
彼になぜ自衛官を目指したのかを
問う一気。

どうせ働くなら
一人の社長のためより
1億人のために働くほうが面白い!

その言葉に身体中が震えるような
興奮を覚えた一気は
自衛隊へと入隊することを決意する。

そして候補生として
まずは教育隊での
3か月の訓練がスタートした・・・。

ライジングサンのネタバレと今後の展開は?

駐屯地に到着した甲斐一気は
同じ新入隊員たちと合流して
自衛官になるための訓練を開始する。

集合に遅れた一気は
腕立て伏せ300回という
いきなり自衛隊の洗礼を受ける。

50回に満たない辺りで
力尽きた一気の残り分を
指導教官の新海が引き受けてくれた。

諦めない限り
どんな奴も見捨てない
それが自衛隊だ!

一気はそんな言葉と想いに
感動を新たにする。

そして同じ新入隊員と
二人一組の
バディーとなった一気。

しかし相手の来嶋は
オリンピックを目指すボクサー。

ストイックな彼は隊員同士の交友を
友達ごっこと見下して
一気たちを認めようとしない。

そんな状況の二人に新海は
体力測定で
互いの力を競うように促す。

腕立て、腹筋、走り幅跳び、
ボール投げ、懸垂
全ての種目で負けてしまう一気。

残された最後の種目
マラソンに全ての力を注ぐも
敢え無く敗退。

敗れた一気は来嶋に誓う。

バディとして認めてもらえる男に
残り3か月できっとなると・・・。

自分の全力をぶつけられる
そんな場所をみつけた一気は
爽快な気分で次なる訓練へと向かう・・・。

サイト内で【ライジングサン】を検索!

ライジングサンの読んでみた感想・評価

自衛隊候補生として
自衛官になるための
様々な出来事を辿っていく本作

自衛隊に入るためには
新隊員採用試験に合格して
その後に3か月間の基本訓練を受けます。

訓練の行われる教育隊では
数名ごとの班に分かれて
各指導班長の指示に従って行動していく。

一気は初日の集合に遅刻して
ペナルティとして
腕立て伏せ300回を強いられます。

しかし途中で力尽きる一気を
班長自らがペナルティを代行して
フォローしてくれます。

自分で諦めない限り
見捨てたりはしない
それが自衛隊だ!

規律と集団行動を重んじる
自衛隊という組織。

ワンマンプレイヤーも
ヒーローもいない組織。

でもそこには
一人では見えない景色がある。

そんな自衛隊という組織を
象徴する班長の言葉が
とても印象に残ります。

そして二人一組となって
バディを組む一気。

戦場でバディにもしもの時には
相方はその認識証であるドッグタグを
家族の元へ持ち帰るという。

同胞の
死に水をとるような
役割を果たすことになる。

まだ自衛官になる前の候補生には
実感もない
死という現実。

しかし
訓練前に決められるバディ
渡されるドッグタグなど。

常に命に直面する
任務をこなしていく自衛官としての
心構えの重さを教えられます。

バディとなった一気と来嶋は
これからどのような訓練を経て
お互いの存在を認めていくのか?

厳しい日々を越える
一気たちの前に
新しい景色が広がっていきます・・・。

ライジングサンはこんな方におすすめな作品!必見

自衛隊青春ストーリーとして
様々な隊内での様子が
描かれていく本作。

自衛隊サバイバルでの心構えや
その組織や装備などに
興味のある方にもオススメの作品です。

銃器と同じ重さのバーベルを抱えて
5日以上も
山ごもりをしていた自衛隊員。

一人の社長に尽くすより
1億人の国民に尽くす方が
面白そうだろ?

そう思って自衛隊に入ったという
彼の言葉に
一気の心は震えます。

そして教育隊で出会った
レンジャーである新海にも
強い憧れを抱きます。

これまでの日常からは
見ることの出来なかった
新しい発見がそこにはあったから。

そんな自衛隊の新たな世界を
実戦から描いたのが
かわぐちかいじ作『空母いぶき』です。

隣国との戦闘に突入した時
日本は、自衛隊は、自衛官は、
何を想いどう判断するのか?

兵器やオペレーションなど
実戦を通し自衛隊についての
様々な知識を知ることも出来ます。

どちらの作品も
自衛隊という組織や戦闘をテーマに
改めて考えさせられるオススメ作品です。

ライジングサン

サイト内で【ライジングサン】を検索!