Half&halfのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

Half&half

タイトル Half&half
原作・漫画 瀬尾公治
出版社 講談社

大学生の永川は、屋上から墜落した
少女、夕希と激突し、
唐突に死を遂げてしまうが、

どちらか片方が復活できるという
特別な条件のもと、
奇妙な生活を始めることに……。

唐突過ぎる男女の出会いと
意外な深い話が交錯する、
異色のサバイバル・ラブコメです。

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Half&halfのあらすじ紹介

平凡な大学生、永川は、
いきなり落ちてきた女の子と激突し、
不慮の死を遂げてしまうことに。

しかし全力で反発すると、
「どちらが生きるかを決めろ」と、
一週間の猶予を決められた上で、

落ちてきた少女夕希と、
共同生活を送ることになります。

しかし夕希と永川のソリが合わず、
そのクセ感覚を共有していくなど、
奇妙な生活はトラブル続きでしたが、

一方で二人は互いの事情を知り、
精神的な距離も詰めていくことに
なっていくのでした。

Half&halfのネタバレと今後の展開は?

ごく普通の大学生、永川慎一。

平凡な日常を送る彼は、
いきなり墜落してきた女の子に、
命を奪われてしまいます。

しかしそこで全てが終わらず、
生死の狭間の世界に飛ばされ、
黄泉の国送りが伝えられます。

もちろん永川は反発しますが、
すると彼と落ちてきた彼女の
どちらが生きるかを決めろと、

新たな「お告げ」があり、
彼らはその意識を
現実世界に戻されます。

しかし互いの傍を離れると、
すぐに心臓に激痛が走るなど、
どうやら「お告げ」は真実のようで、

永川と落ちてきた少女、
真田夕希は七日間の間、
永川の家で共同生活を送ることに。

とは言え当然互いの信頼関係は皆無、
しかも「自殺」と思われた夕希も、
生きることに情熱を燃やし始め、

正直油断も隙もない状況に
追いやられる形になります。

結局二人は感覚や感情も
共有する形になっているので、
「暗殺」の危険は消えましたが、

常に同行を余儀なくされるため、
周囲から誤解されるなど、
トラブルのもとになっていきます。

しかし、心を通わせていく中で、

夕希は永川の意外な背景を知り、
永川は夕希の死の真相を、
知ることにもなっていくのでした。

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Half&halfの読んでみた感想・評価

いきなりすぎる導入に、
思わず驚いてしまいました。

ボーイミーツガール系の物語では、
唐突な出会いがつきものですが、
本作はいきなり女の子が、

頭から飛び降りてくるのですから
その時点でビックリです。

しかもそれに直撃し、うっかり
死んでしまった挙句、
片方しか復活できないと、

理不尽なお告げがあるわけで、
これは永川君じゃなくても
フラストレーションがたまります。

一方飛び降りてきた真田さんは
クール系の美少女で容姿も良く、
スタイル抜群なのですが、

彼女もまた生きようとしており、
色々と油断も隙もない
状況が続くんですね。

そんなギリギリの二人が常に
顔を合わせていなければ
もう片方も死んでしまうのでは、

本来当然ギスギスしがちですが、
本作ではドキドキラブコメ展開や
深い話もあって良かったですね。

また、前提条件が強烈に
厳しい部分があるため、そこで
打ち解けられる永川君の、

意外なほどの度量の広さに
驚くような部分もありました。

作品全体のテンポが良く、
しかも意外な展開も多々あり、
非常に密度の高いお話で、

息つく暇もなく
読み進めてしまいました。

Half&halfはこんな方におすすめな作品!必見

青春や恋愛をテーマにした作品で、
非常に定番なのが「いきなりの出会い」。

道を走っててぶつかって、的な
ちょっとしたアクシデントは、
その後の物語を盛り上げてくれます。

しかし本作の場合は、墜落してきた
女の子と激突しての出会い、
しかもその後命もかかってきてと、

強烈過ぎて嬉しくないインパクトが、
パニック系物語の好きな読み手に、
ズバっと決まっていく感じです。

一方で互いに顔を合わせての
デス・ゲーム的展開となれば、
一般に殺伐としてしまいますが、

本作はドキドキがあり
共感もある中で、むしろ互いが
分かりあっていきます。

その流れはむしろ正統派の
ラブコメと一致するもので、
全体的にシリアスな話が、

どんどん連続いく一方、
爽やかな触れ合いもあり、
密度の高い物語を楽しめます。

また本作で特筆すべきは、
ある種の「寛容さ」です。

人を恨んだり悲しんだりしても
やむを得ないところで、
ある程度のところで感情をおさめ、

前に進んでいく強さが魅力的です。

これも永川君が、何だかんだ言いつつ、
転落しした挙句、
自分だけ生き残ろうとした、

真田さんに対して、嫌悪を貫かず、
分かりあおうとする
姿勢によるものかも知れません。

Half&half

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