かくかくしかじかのネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

かくかくしかじか

タイトル かくかくしかじか
原作・漫画 東村アキコ
出版社 集英社

自然溢れる九州の
宮崎で生まれ育った
主人公・林明子は

漫画家を目指す
ボーッとした少女。

自分を画力がある
天才だと信じており

ゆくゆくは
華々しいデビューを
飾ることを夢見ていたが…。

『海月姫』などで有名な
東村アキコのあの頃を描く
ドラマチック・メモリー。

サイト内で【かくかくしかじか】を検索!

かくかくしかじかのあらすじ紹介

宮崎でのびのびと暮らし
自作マンガを描いては

自分は”天才”だと
信じていた明子(あきこ)。

漫画家を夢見る彼女は
東京の美大へ行き

ゆくゆくは
在学中にデビュー!
…と思っていた。

高校三年生にして
授業も真面目に受けず

美術部で絵を描くという
日々を過ごしていたある日。

同じく美大を目指す
クラスメイト・二見
(ふたみ)から

「あんたも行きたかったら
紹介するけど」

と聞いたことがない
怪しげな絵画教室に
誘われる。

よく分からないまま
デッサンを持ち

その絵画教室の見学へ
向かう明子だったが…。

かくかくしかじかのネタバレと今後の展開は?

家からバスを乗り継ぎ一時間
海の方へ走るバスの中で
デッサンを抱えた明子は

(「天才がやってきた」って
びっくりされちゃう…)

と肥大化した自意識を
膨らませていました。

そんなことを思いながら
目的地のバス停で下車すると

バイクでやって来た
イカついおじさんが
明子の前で止まりました。

「林さんね!?」

おじさんは
明子を見つけるなり
大声で名を呼びます。

明子はビクッとしつつも
ハイと言うと

「ついてきてっ」

とそのままバイクを走らせ
明子を置いていきます。

慌てておじさんを追った
明子が目にしたのは…

森の中にひっそりとたたずむ
見た目フツーの家(古い)。

中へ入る明子におじさんは

「デッサン持って来たやろ?
ここに並べて」

と指示します。

どこまでも
自意識を肥大化させる明子は
自信満々でデッサンを並べます。

ところがおじさんは
明子のデッサンをしばらく
眺めていたと思いきや

「ハイ全然下手クソでーす」

と竹刀を取り出し
デッサンを叩きました。

これまで自分は
天才だと思っていたのに

はじめてデッサンを
“下手クソ”と言われた明子。

この日からおじさんこと
教師・日高(ひだか)による

美大”現役合格”を目指す
猛特訓が始まります!

サイト内で【かくかくしかじか】を検索!

かくかくしかじかの読んでみた感想・評価

私もかつては
イラストレーターを
夢見ていました。

なので
子どもの頃の明子
(東村さん)には

「分かる!」と
頷きたくなるところが
いくつもありましたよ。

裏の白いチラシを見つけては
好きなキャラクターを
描いたりとか

オチがよく分からない
マンガを制作したり。

時には
「いつか天才として
有名になれるかも」

とありえない夢を
考えるところも…。

まるで自分の子どもの頃を
描いているようで

なぜか恥ずかしく
なってしまいました。

ただ自分と明子の
違うところは

夢を叶えるために
努力するところですね!

ただひたすら物を
デッサンするだなんて
自分には耐えられません。

それも同じ物を
何度も何度も何度も…
おかしくなりそうです。

しかも絵を教えてくれる
教師・日高さんがスパルタ!

明子が持ってきたデッサンを
「下手クソ」と言ったり
竹刀を取り出したり…

とにかく”鬼教師”で
明子をしごきます。

明子はその途中
「やめたい」と思いますが

それでも諦めず
美大を目指します。

頑張る明子を見ていると
応援したくなりました。

このまま結末まで
読もうと思います!

かくかくしかじかはこんな方におすすめな作品!必見

漫画家・東村アキコさんの
「かくかくしかじか」は

絵を描くことが大好きで
漫画家を目指している方
におすすめです!

本作は
主人公・林明子(東村さん)の
子ども時代や高校時代

そして成人後
漫画家となるまでの
半生を描いています。

笑いあり・涙ありの
エッセイとなっており
飽きないですよ。

見どころは
日高健三(本名:日岡兼三)と
明子の関係です。

絵画教室を営む日高は
明子を美術大学へ行かせるため
スパルタで厳しく指導します。

絵画・デッサンと聞くと
ただ黙々と描くという
イメージがありますが

明子はこれを何度も何度も
描くことを強要されます。

日高は女の子だからといって
妥協しません。

時には
アイアンクローを繰り出したり
竹刀で生徒を叩いたりなど…

まさに”鬼教師”ですが
明子の画力を上げようとする
思いがありました。

厳しいものの
優しい一面もあったりして

そんな日高を明子は
“誰よりもお人好しの
宮崎人気質”と評しています。

本作は
絵で食べていきたいまたは
画力を上げたい方に向けて

腕を上げるには
とにかく”描く”ことが
必要だと教えてくれます。

結末まで楽しめるので
おすすめですよ!

かくかくしかじか

サイト内で【かくかくしかじか】を検索!