私の少年のあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

私の少年

タイトル 私の少年
原作・漫画 高野ひと深
出版社 双葉社

スポーツメーカーで働く多和田聡子、30歳。職場の上司はかつての恋人。聡子に気のあるそぶりを見せていた彼から残酷な仕打ちを受けた帰り道、聡子は夜の公園で12歳の美しい少年に出会う。
彼にサッカーを教えることになった聡子は、だんだんと彼に興味を抱くようになる。
この気持ちは母性なのか、同情なのか、それとも……?

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私の少年のあらすじ紹介

現在の上司はかつての恋人。彼に日々気のあるそぶりを見せられ、悪い気がしなくもない30歳の多和田聡子。けれど彼に誘われた店にいたのは彼の恋人。
その場をどうにか笑顔でやり過ごし、帰路についた彼女が夜の公園で見たのは、不審者に声をかけられる美少女だった。けれど助けた美少女は実は美「少年」!
12歳の少年、早見真修に頼まれ、サッカーを教えることになった聡子は、だんだんと夜の練習以外にも世話を焼くようになる。
彼の願いを断りきれず、面倒をみてしまうのは、そしてそれが楽しいと感じてしまう聡子が彼に抱くのは「同情」なのか、「大人のしての責任感」なのか、それとも別の感情なのか。
それぞれに孤独を抱える18歳差の2人の行く末は?

私の少年のネタバレと今後の展開は?

聡子と真修は夜のサッカー練習で親睦を深めていく。
やがて一緒にプールへ遊びに行ったり、回転寿司を食べに行ったりする仲に。しかし、ある日その関係が真修の父親に露見してしまう。未成年を保護者の許可なしに連れ回すことの無責任さを思い知る聡子。
聡子と真修がどれほど仲が良くても、父親にとっては知らない人間が夜な夜な息子と会っているということ。警戒心を露わにする父親に、聡子はファミレスで急遽話し合いを行う。真修も聡子との練習を続けたいと懇願する。そして、練習を始める前に必ず聡子が父親に連絡を入れる、などの条件をつけてなんとか2人のサッカー練習を認めてもらえることに。
しかし、聡子は真修と回転寿司に行ったことなど、サッカー練習以外のことを父親に話していなかった。
そのことを知った父親は激怒し、そのことが聡子の職場にも知られることになってしまう。退職を考えた聡子に、かつての恋人である上司が異動の推薦をしてくれる。
聡子は真修のいる土地を離れることになってしまう。

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私の少年の読んでみた感想・評価

サッカーを続けたい、という真修の思いを理解しない実の父親に対し、サッカーを教える赤の他人の聡子。子供が理解者を得て嬉しさを隠しきれない、という展開が嫌いな人はいないはず。
絵が美しく、聡子が最初美少女だと見間違える真修が特に印象的です。絵柄だけでなく、彼の所作のひとつひとつも、12歳の動きが見えるようで、作者さんのこだわりを感じます。真修だけでなく、30歳の聡子の生き苦しさ、悩み、リアルな心情も絵から伝わってきて、同じくらいの年齢の社会人としては胸が苦しくなるほど。
恋人に残酷な仕打ちを受け、起きる時には体温計が欠かせない聡子。そして、家族から深い理解を得られない真修。お互いがお互いの傷を埋め合う関係なのが痛いほど伝わってきます。
年の差がありすぎる2人ですが、今後も保護者と子供のままなのか、それとも恋愛関係になっていくのか。これも勿論気になるポイントなのですが、「それぞれの2人が自分の孤独にどう折り合いをつけていくのか」も個人的に今後の展開がとても楽しみなところです。

私の少年はこんな方におすすめな作品!必見

美しい絵の漫画が好きな人、心理描写が細やかな作品が好きな人、子供と大人の物語が好きな人、働く女性などにおすすめ。
同じく、子供と大人が共に孤独を乗り越えていく物語が読みたい方には、新潮社から出版されている佐原ミズさんの「マイガール」がおすすめです。
最愛の人を亡くした笹間正宗、23歳。立ち直れないでいた彼のもとに突然現れたのは、亡くなった恋人の娘、コハル。しかも、それは恋人が内緒で育てていた正宗の娘でした。
コハルを引き取ることに決めた日から、いきなり幼稚園児の子持ちになった正宗の奮闘が始まります。園への送り迎えやお弁当作り。にぎやかになった日々の中、正宗とコハルはゆっくりと父と娘になっていく……。
大切な人を亡くした2人の傷はなかなか癒えません。寂しい日もたくさんあるけれど、2人でいることで乗り越えていく。
大人と子供の物語は、大人が一方的に子供を助けるばかりではありません。救い、救われる関係が読みたい方は、「私の少年」とあわせてぜひ読んでみてください。

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