第3のギデオンのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

第3のギデオン

タイトル 第3のギデオン
原作・漫画 乃木坂太郎
出版社 小学館

18世紀フランス
身分の壁に苦しむ民衆を救うため
議員を目指して活動中のギデオン。

平民が貴族や特権階級の
様々な支配から自由を得るためにと
民衆に賛同を呼びかけていく。

そんなある日
幼少の頃に共に育った
貴族のジョルジュと再会。

彼はギデオンの活動を支えようと
様々な協力を申し出てくる。

しかしジョルジュの行動には
暗い影がつきまとっていた・・・。

身分の異なる二人が
革命の嵐に向けて行動を開始する
その果てにある未来とは・・・?

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第3のギデオンのあらすじ紹介

18世紀のパリ近郊
文筆家のギデオンは
領主のアルノー侯爵に逮捕される。

各所で身分制度の廃止を訴える
反体制活動に
目をつけられての逮捕であった。

侯爵は自分に協力して
平民は貴族に従うべきとの
演説活動を行えと命じる。

平民も議員となれる
三部会制度への参加を目指している
ギデオンには承服できない命令だった。

しかし侯爵は
ギデオンの一人娘を絞首台に送り
ギデオンに対して絶対の服従を促す。

ギデオンの娘が
絞首台から落ちそうになる
その瞬間!

一人の仮面の男が
馬上から絞首台のロープを
剣で斬り落とした。

彼の名は
ロワール公爵ジョルジュ6世。

ギデオンが幼い頃に
仕え暮らした屋敷の子息であり
公爵として領地を治める貴族であった。

第3のギデオンのネタバレと今後の展開は?

企みの邪魔をされたアルノー侯爵は
ジョルジュに決闘を申し込む。

手持ちの剣の種類の違いから
不利を強いられたジョルジュだが
圧倒的な技量でアルノー侯爵を圧倒した。

そしてアルノー侯爵の
両目を切り裂き
止めの一撃を加えようとする。

命まで取ることはないと
その瞬間を止めに入ったギデオン。

ジョルジュは剣を納めると
ギデオンとの再会を誓い
その場を後にした。

そんなジョルジュの瞳には
この国を変えようと企む
暗い影が宿っていた・・・。

そして数日後
ギデオンの家を
ジョルジュが再び訪れた。

その時ギデオンは
村で学校を開いている神父が
少年を虐待していることに悩んでいた。

神父に弱みを握られている村人は
誰一人として
少年を助けようとはしなかった。

ギデオンは一人で
神父を罠にはめて
素行を改めて貰おうと企てていた。

そんな折に
突然現れたジョルジュは
快く協力を願い出てくれる。

夜半に建物に忍び込んだ
ジョルジュは
神父に長剣を突きつけた・・・。

そして翌朝
自らの罪を悔いた神父は
首をつって自殺していた。

しかしそれは
ジョルジュの仕組んだ
見せかけの自殺なのでは?

疑念を抱えたギデオンに
友とのまたの再会を告げて
ジョルジュは去って行くのだった・・・。

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第3のギデオンの読んでみた感想・評価

18世紀後半
革命前のフランス。

厳しい身分制度の前に
まだ平民たちは貧しく
不自由な暮らしを強いられていました。

そんな世の中を
変えようという動きが
少しずつ活発になり始めた時代。

ギデオンは第三身分といわれる
平民でも議会に参加できるという
三部会に未来の夢を託していました。

そして自らが代議員となることで
この身分制度を変えていく
革命を目指します。

地獄のような日々をなくし
笑って暮らせる
新たな国に変えようと・・・。

一方で第二身分の貴族である旧友
ジョルジュは領主という
恵まれた境遇の中で成長します。

そんな貴族の彼が
平民のために立ち上がろうとする
ギデオンに力を貸します。

しかし彼の瞳には
何か暗い影が宿っているようです。

この国を
更なる地獄へと変えるかのような
暗い影が・・・。

そして18年振りに再会した2人は
それぞれの革命の果てに
どのような未来を創り上げるのか?

かつて美しい友情で結ばれていた
二人の新たな革命の行く先などが
とても気になる作品です。

第3のギデオンはこんな方におすすめな作品!必見

18世紀のフランスなどでは
現代では想像しがたい
不自由な世界が成り立っていました。

特権階級である聖職者・貴族と
様々に制限された平民との
3階級に分けられた身分制度。

最下層の第三身分である平民は
常に困窮した暮らしを
強いられていました。

重い税金の支払いや
日々の重労働
そして政治への参政権もない。

その多くは自分たちが居住する
地域の領主に服従して暮らす
貧しい生活の農民でした。

そんな世界を変えていく為の
新しい活動が
ギデオンたちによる革命です。

本作は時代の大きな変換期を
二人の対照的な主人公を軸に
描かれていく歴史コミック。

当時のフランスの風情や
歴史の流れを感じられる
作品としてオススメです。

同じようなフランス革命前後の
世界を扱った作品としては
『イノサン』などがあります。

王都パリで代々
死刑執行の役人を務める
サンソン家。

その第4代目当主
シャルル-アンリ・サンソンを主人公として
処刑人の半生を描いた作品。

どちらの作品も
過酷な時代と運命に立ち向かう
人々の信念と想いとが興味深い作品です。

第3のギデオン

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