タイトル | 恋したがりのブルー |
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原作・漫画 | 藤原よしこ |
出版社 | 小学館 |
その恋のきっかけは
“選択の誤り”だったーー
主人公・水嶋蒼(あお)が
ある日出会ったのは
涙を流す少年・陸。
怪我をしていた彼は
友達と喧嘩をしたと言うが
本当かどうかは分からない。
蒼が心配していると
陸はとんでもないことを
言い出し…。
彼女のフリから始まる
切ないラブストーリー!
恋したがりのブルーのあらすじ紹介
主人公・水嶋蒼は
いつも選択を誤る15歳。
マークシートの答案も
髪ゴムも部活も悩んで
選んだ方が大体失敗。
今日から始まる高校生活では
何事も慎重に…。
そう思った矢先
通学路で選択を誤り
転んでしまう。
転んだ原因は
道端に座っていた少年。
制服を着ていることから
蒼と同級生らしいが
泣いているようだった。
それに怪我をしたのか
血も出ている。
蒼は心配して話を聞くが
よく分からない。
すると少年はいきなり
自分の”彼女”になってくれと
告白するのだった。
恋したがりのブルーのネタバレと今後の展開は?
出会って数秒で告白され
呆然とする蒼。
ところが少年は
(彼女の)フリだけでいいと
言います。
蒼は名前を聞かれるも断り
その場を急いで去ります。
ようやく学校へ着くと
教室ではグループが
なんとなくできていました。
するとその中に
空谷清乃という生徒を
見つけます。
清乃は
人の彼氏を取ると噂され
孤立していました。
蒼は他のクラスメイトから
清乃はやめた方がいいと
言われます。
しかし思い切って
話しかけてみると
ただのキレイな子で…。
噂はデマだと分かり
すぐ打ち解けるのでした。
早速入学式の会場へ
向かう二人。
その時
蒼は背丈の高い生徒と
ぶつかりました。
背丈の高い生徒は
黒髪のイケメンです。
蒼が思わず見惚れていると
今朝出会った少年が
現れます。
少年は彼を”海(かい)”と呼び
蒼を自分の彼女だと
言います。
蒼は否定しようとしますが
うまく丸め込まれて
しまいました。
針矢陸と名乗るその少年は
海に”意味深な言葉”を
言い残します。
その言葉の意味が
気になる蒼ですが…。
恋したがりのブルーの読んでみた感想・評価
面白かったです!
冒頭の主人公の説明で
一気に引き込まれました。
“いつも選択を誤る女”
ってなんだか可愛い。
高校生活初日の朝も
迷って選んだ電車が
満員電車だったとか。
選択を誤るというか
ただの”不運”のような
気もしますが…。
主人公がこういう
面白いキャラクターだと
楽しいですよね。
それと絵柄!
これがもう本当に
可愛らしくて…。
全体的な色合いと
タッチが柔らかく
感じました。
ショートボブの蒼も
元気っ娘っぽく
明るく描かれています。
一番好きなキャラクターは
やはり清乃でしょうか。
清乃は
蒼と正反対のタイプで
黒髪の美人です。
蒼とはこれからどんな
絡みを見せてくれるのか
楽しみにしています!
それと
これから主人公と陸の
関係が気になります。
にしても何故陸は
彼女のフリを蒼に
お願いしたのでしょう?
海に向けて言った
“意味深な言葉”とか…。
彼女(蒼)できたから
アイツのことなんか
何とも思ってないって。
だから早くヨリを
戻せよって…。
もしかすると陸と海は
三角関係だったのかも
しれませんね。
二人がどんな子を好き
だったかは不明ですが…。
二人の間には
深いワケがありそうです。
恋したがりのブルーはこんな方におすすめな作品!必見
本作の見どころは
ストーリー。
甘さを求めている方には
おすすめできません…!
かなり甘さ控えめの
ラブストーリーです。
例えるなら…
南波あつこさんの
「先輩と彼女」でしょうか。
どちらも設定が
好きになった人には
好きな人がいるという…。
とても切ない仕上がりと
なっています。
同級生・陸から
初対面で告白された蒼。
彼女になってほしいと
言われますがその告白には
意味がありました。
その意味とは…
彼女を”演じてほしい”と
いうもの。
蒼はしぶしぶ
陸と付き合うことに。
こうしてカップルを
演じていくうちに
陸を好きになります。
しかし蒼は
陸に”好きな人”がいると
知ってしまい…。
いや~これは
切ない展開ですよね。
ましてやその”好きな人”が
清乃だったら…。
切ないどころじゃ
ないですよ!
蒼と陸が
これからどうなるか
分かりません…。
予想できない展開と結末に
きっとハラハラドキドキ
すると思います。
切ないラブストーリーが
好きな方には
おすすめしたい作品です!