オレら降臨!のあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

オレら降臨!

タイトル オレら降臨!
原作・漫画 杉山美和子
出版社 小学館

真面目で優しいが、超不幸体質のりあ。

しかし、学校でも超有名人の二人が、
にらみ合っている現場に「墜落」し、
彼女の運命が一気に変わっていく……。

三角関係ものの定番を押さえつつ、
話を重くさせないコメディや、
不幸に立ち向かう熱い思いをも、

勢い良く描写している、
明るく強く面白い物語です。

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オレら降臨!のあらすじ紹介

一生懸命さと清い心を持ちながら、
超不幸体質を持っているりあ。

他人の幸せを祈りつつ、他者を拒絶する
辛い日々を送っていた彼女ですが、

喧嘩最強の恋二と、超モテ体質で、
財力最強の金蔵が、偶然から惚れ込み、
彼女を守ると決意します。

もちろん、規格外なほどの、りあの
不幸体質がもたらす災厄は半端ではなく、
普通に暮らしているだけで銅像が

降りかかってくるほどのレベルでしたが、
恋二はその銅像を叩き壊し、
金蔵は権力で大人を黙らせます。

また、りあが代表になった球技大会は、
超悪天候が原因であわや中止かと、
思われる事態になりましたが、

今度は金蔵が体育館を作り上げ、
大会中止を回避してしまいます。

もっともりあたちにやってくる不幸は
これで終わったりはしませんが、
常に他者の幸福を願い続けたりあは、

意外なほどの芯の強さを発揮し、
困難に向かっていくのでした。

オレら降臨!のネタバレと今後の展開は?

高校一年生の影山りあ。

とても小柄で可愛らしく、
日頃からお祈りを欠かさない、
清い心の持ち主でもありましたが、

クジには常に外れ、
足を運んだ教会の十字架は折れるなど、
超不幸体質の持ち主でもありました。

それでもりあはめげずに毎日を
過ごしているのですが、
茶柱が立ったと喜んで、

廊下を駆け抜けていると、
うっかり窓から外にダイブして、
外に投げ出されてしまいます。

そのため中庭でにらみ合っていた
五十嵐恋二と猪熊金蔵のところに
「墜落」してしまったりあは、

見事に金蔵と直撃しますが、
金蔵は即座にりあに告白します。

一方りあに絡んだ恋二も「女性」に
弱過ぎて鼻血を出してKOされるなど
とにかく忙しい一日でしたが、

一人でいなければと思っているりあは
金蔵を拒絶してしまいます。

その後も大事にしていたピンを
取ろうとしたりあを助けた恋二が
事故に見舞われたりしたので、

りあは改めて二人を拒絶します。

しかし金蔵と恋二はまったく諦めず、
牧師から超不幸体質を知っても、
まったくひるまずに、

りあに手を差し伸べていくのでした。

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オレら降臨!の読んでみた感想・評価

なかなかハードな前提がありますが、
そこを乗り越えようとするぐらい、
力強い楽しさがありますね。

まず、主人公のりあちゃんですが、
元々ひどい不幸で両親を亡くし、
心に深い傷を負いますが、

だからと言って他者に絶望せず、
むしろ周囲の幸福を真摯に
祈り続けていたんですね。

超不幸体質もそれが原因、的な
見方ができるほどですが、
小さくて華奢な彼女の行動には

一切の「迷い」がなく、
だからこそ周りを惹きつけ、
熱くさせてしまうんですね。

読んでいる私としても、
思わず金蔵君たちに
感情移入してしまいました。

また、「王子様」たちも、
超独特で魅力的でした。

恋二君はとにかく喧嘩無敵で、
しかも「女性」に超弱く、
まるで少年漫画の主人公ですし、

金蔵君は資金力と人間力があり過ぎ、
何だか理不尽系のラスボスのようで、
とにかくパワフルな人たちです。

だからこそりあちゃんが不幸で
かなりまずいことになっても
必要以上に心配はしなくて済み、

むしろ彼らの痛快さを純粋に
満喫することができました。

一方りあちゃんも、常に
不運に晒されながら、
決して人を恨まないという、

鋼のメンタルの持ち主で、
男性陣が驚くような、
ここぞの集中力を見せたりします。

一言で示すなら本作は、定番の
三角関係ものになりますが、
ただ内実はもっとタフな、

自分の運命に挑戦する物語であり、
少年漫画的な厚さと爽快感を
楽しめる一作だとも思いましたね。

オレら降臨!はこんな方におすすめな作品!必見

「王子様」が現れて、今まで信じてきた、
価値観を突き崩すような話には、
やはり爽快感がありますね。

それもその王子様が「本気」であり、
絶対に何とかしてやると思うような
強い精神があれば尚更です。

本作に登場するりあちゃんは、大きな不幸が
原因で、自分より他人のことを祈り続け、
完璧な不幸体質になってしまった娘ですが、

その心根には壁はあっても他社を妬む
醜さはなく、まさに素晴らしい優しさで、
本当に素直に応援できるタイプです。

ルックスは良く案外スタイルも抜群ですが、
そこを鼻にかける部分はまったくなく、
ついつい世話を焼きたくなるような、

異性よりもむしろ同性に好かれそうな
可愛さがあるので、読んでいてまるで
鼻につかないのがいいですね。

一方の金蔵君や恋二君には、
パワー系とモテ系ということで、
まったくタイプは違うものの、

あらゆる悪い流れや理不尽を、
力づくでどうにかできるような
タフさが満載です。

リアリティある恋愛像からは
やや離れている感じですが、
だからこそかえって、

「王子様」の役割が果たせ、
純度の高い物語が読みたい方には
まさに最適の一作になっています。

またお話全体もコメディがうまく、
深い背景の一方良い「軽さ」があり、
楽しく読めるのも嬉しいです。

オレら降臨!

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