日日(にちにち)べんとうのネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

日日(にちにち)べんとう

タイトル 日日(にちにち)べんとう
原作・漫画 佐野未央子
出版社 集英社

黄理子は、デザイン会社に勤める
32歳の独身女性。

家庭の事情により禅寺に預けられて
子供時代を過ごす。

禅寺仕込みの料理の腕で
黄理子のお弁当は地味だけど
健康的なお弁当。

母に甘やかされた25歳の
プー太郎の弟が遊びに
来ては料理を習っていく。

ある日上司の荒井から
家庭の事を聞かれて。

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日日(にちにち)べんとうのあらすじ紹介

黄理子は、シングルマザーの
母親が忙しいという理由で
禅寺に預けられていた。

食いしん坊で人の分まで
食べてしまう黄理子が
住職から習ったのは。

自分の分はこのお弁当箱に
入る分くらい。

そう言って曲げわっぱの
お弁当箱と向かい合うように
なり今では会話までする。

黄理子の7つ年下の弟の
青太郎とは黄理子が母の元に
戻ってからの良好な付き合い。

生活は、どちらかと言えば
裕福な家庭。

母が家にいられない位
忙しいと言うだけで。

そんな黄理子の家庭事情を
上司の荒井はなぜか知っていて。

日日(にちにち)べんとうのネタバレと今後の展開は?

人気女優として街角に
ポスターまで貼られている
そんな人が黄理子たちの母。

不規則な仕事ゆえに自分の
手元で育てるよりは信頼する
禅寺の住職に預けた母。

黄理子に分からないように
住職とのやり取りで子供を
気遣っていた。

黄理子は連絡ひとつよこさない
冷たい母と思って育って
来たけれど。

上司の荒井はいつも行く
飲み屋でそこの常連の母と
知り合いだった。

酔って荒井に母が話した家族の
事情から荒井は黄理子と母を
つなげたいと思っていた。

デザイン会社ならではのやり方。

母が主演を演じる劇の原作本の
装丁を黄理子に任せたのだ。

その本は黄理子の大好きな本。

その仕事に喜ぶ黄理子だったが
ひとつ注文が付いていた。

帯に母の写真が付くと
いうもの。

一度は断る黄理子だったけど
荒井たちの言葉にその仕事に
挑戦する黄理子。

この仕事はコンペ形式で
いくつかの会社が提案して
選ぶというもの。

結局選ばれなかった黄理子。

息抜きに行った住職の墓参り
その時に住職の家族から母が
住職に送った手紙の存在を聞かされる。

上司の荒井は母の映画と知った
黄理子が作った原作の装丁を
母に渡しながら言う。

親子の接点を作ってあげたかった。

母は荒井に言う、私と黄理子は
ゼンマイ蕨みたい、美味しくするには
アクを抜かないといけない。

母との関係・バツイチ荒井との
これからの展開が気になる。

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日日(にちにち)べんとうの読んでみた感想・評価

最初にページを開いたときに
出てくるのは黄理子のお弁当。

これは日本古来の健康食の
グルメマンガなんだなって
思ったのだけど。

健康食の説明ももちろん
あって楽しめる部分も。

こじれている母との関係を
ほぐしながらのやさしい
ストーリー展開は心の健康食。

そんな感じの温かい漫画。

分類するのならグルメか
ヒューマンか悩むところ。

芸能人の母親に甘やかされて
25歳にして無職の弟は優しい子。

中学生くらいになって
家に戻った黄理子と暮らすまで
一人で留守番も耐えていた。

母が病気になれば、料理の
作り方を習いに来るし。

荒井とは違う形で家族を一つに
することを考えている。

冷たい女性かと思われた母も
筋を通す心の通った女性。

この漫画には嫌だなって思う
人が出てこないのもいい感じ。

上司の荒井との関係も
倒れた荒井のペットが縁で
二人の間が急速に恋愛モード。

小道具に使うペットの
ウサギの使い方がすごくいい。

大人のアラサー女とアラフォー男
どちらも独りだから感じる寂しさと
思いやりを感じる物語。

日日(にちにち)べんとうはこんな方におすすめな作品!必見

忙しい毎日の中でホッとする時間が
欲しい人にオススメ。

この物語の中では、時間は
ゆったり流れている感じだし。

普通の漫画ならうまく行く展開の
仕事もちゃんと主人公が
失敗したりする。

仕事の厳しさもきちんと描いた
上で、失敗のあとに来る
癒しの時間。

現実に生きる人は仕事に追われ
人との関係性に悩んでいるけど。

そんなストレスから解放される
時間が必要なんだろうと
教えてくれるから。

毎日の生活にストレスのある
人にもいいかもしれない。

この漫画に出てくる黄理子の
母親が年を取ったらこんな感じな
おばあちゃんが出てくる。

高口里純先生の
「グランマの憂鬱」
もおすすめ。

厳しいおばあちゃんだけど、
その底にある優しさを感じられる。

大自然と一緒で癒してもらえる
だけど優しいだけじゃない
自然の厳しさも感じられる。

優しさは甘やかすだけじゃない
厳しさを与えることも
優しさの一つの顔。

あとは子育てのストレス、
不妊のストレスに悩む人には

深見じゅん先生の
「ぽっかぽか」

郊外の戸建てを買った家族が
ご近所さんとあたたかく
日々を過ごしていく物語。

子育ての話が中心だけど
不妊女性の話もあったりで
いろんな思いを持つ人におすすめ。

日日(にちにち)べんとう

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