花と悪魔のネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

花と悪魔

タイトル 花と悪魔
原作・漫画 音久無
出版社 白泉社

人間界に出てきた大悪魔ビビと、
ビビに拾われ彼を慕う少女、はな。

人間の娘と上位悪魔が織りなすのは
限りなく「親子」的な、葛藤と、
心温まる出来事の数々。

人間と悪魔の年齢差を活かした、
親子の絆を再認識することができる、
ハートフルファンタジー作品です。

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花と悪魔のあらすじ紹介

魔界での地位に馴染まず
地上に出てきた大悪魔、ビビ。

彼はある日門のところに
捨てられていた子供を拾い、
「はな」と名付け育てることに。

しかし人間と悪魔とでは
体質も寿命もまったく違う上、
ビビが逃げていた立場でもあり、

様々な難題に直面したりします。

しかしはなはいつも笑顔を忘れぬ、
純真で明朗な女の子であり、
ビビの友達でお調子者な、

フェルデンたちとも仲良くなり、
催し物を開くなど、
毎日を活き活きと過ごしていきます。

花と悪魔のネタバレと今後の展開は?

若くして皇位の爵位を持ち、
将来を期待されながらも
人間界に出てきた大悪魔、ビビ。

彼は冬のある日、門の前で
捨てられた赤ちゃんを発見し、
戯れに広い育てることにします。

しかし、十四年の時が過ぎ、
「はな」と名付けられたその子は
すくすくと成長して、

今ではとても可愛らしい女の子になり、
その愛らしい笑顔を、ビビにも
遠慮なく向けてくるようになりました。

何だかんだと言いながらも
仲良く暮らしていたのですが、
そんなある日魔界から、ビビの、

旧友であるフェルデンが、
来訪してきました。

フェルデンはにこやかな態度ですが、
魔界では大悪魔だったビビが
去ったことが問題になっているらしく、

はなとビビを引き離そうと
上が言っているということを
素直に伝えてきます。

もっともフェルデンは紳士的な悪魔で
ちょっとビビとぶつかっていて
元気のないはなを外に連れ出し、

色々と話しかけたりしますが、
そこにビビがやってきて、
二人は抱きしめ合う形になります。

はなを避けていたのは、
植物のように壊しやしないかと
心配していたに過ぎなかったと、

自分の心を再認識するビビですが、
やはり逃亡中という立場は変わらず、
その後も様々な問題が出てくるのでした。

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花と悪魔の読んでみた感想・評価

大悪魔と人間の少女という
禁断の関係である一方、
のんびりした雰囲気が良かったです。

将来を期待されながらも、
権力や地位といったものが嫌いで、
地上に出てきた大悪魔、ビビ。

そしてビビに拾われて、
かけがえのない家族となった、はな。

何だかアンバランスな二人ですが、
はなはとてもビビになついていて、
一方のビビもはなをとても大事に、

慈しんでいるんですね。

だからこそ不器用なビビが
はなを避けたりしても、
はなは愛想をつかすことはなく、

ビビの方も本当にはなを
邪険にすることはなかったりと、
バランスの取れた関係があります。

また、ビビは「逃亡」している
悪魔界での関係上、様々な
面倒がやってきたりもしますが、

過度にシリアスにならず、
ハートフルコメディとしての
温かみが健在なのも嬉しいです。

どうしてもこういった感じの
「複雑」な事情がある中で、
「絆」を前面に押し出すと、

重くキツい話が目白押しに
なってしまいがちですが、
本作はスッキリ楽しめました。

花と悪魔はこんな方におすすめな作品!必見

サキュバスやインキュバスなど「夢魔」が
典型的ですが、多くの悪魔は人を誘惑し
我が物にするとされています。

そのためか後の創作上でも、人と悪魔の
禁断の恋といった物語は、非常に
定番のものとして知られています。

しかし、現実問題、年齢が
何百年も違う相手同士が、
果たして恋人になれるのかという、

種族云々以前の疑問はあり、
しっくりこないことも
残念ながら少なくありません。

しかし本作は、ヒロインのはなと
ビビは親子的な関係であり、
とても自然な絆を感じます。

もちろん大悪魔の地位をフイにし、
地上に行ってしまったビビのこと、
色々な問題があったりはしますが、

ファンタジーながらも「リアル」を
楽しみたい方には最適でしょう。

また、はなが本当にいい娘であり、
思わず守ってあげたくなる
タイプの女の子だったり、

ビビも不器用ながらとても
可愛らしいタイプだったりするので、
ほっこりとした気分にもなれます。

貴族の位階やしきたりなど、
ヨーロッパ的な世界観の
下敷きもしっかりしているので、

無頼ながら高貴な出である
ビビの雰囲気が損なわれないのも
読んでいて気持ちいい部分ですね。

花と悪魔

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