ウルトラマニアックのあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

ウルトラマニアック

タイトル ウルトラマニアック
原作・漫画 吉住渉
出版社 集英社

ちょっとした人助けが原因で、
「魔法少女」の告白を受けた亜由。

仁菜は全力で、信頼する親友である
亜由を助ける魔法を放っていくが……。

明るく朗らかな世界観と、
ワイワイドタバタの物語が楽しい、

アニメ化もされた、
コメディ系魔法少女物語です。

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ウルトラマニアックのあらすじ紹介

クールで現実的な少女、亜由は、
落し物を拾ってあげたのをきっかけに、
魔法少女である仁菜と知り合います。

亜由ちゃんならと、全幅の信頼を置き、
魔法での協力を惜しまない仁菜ちゃん。

しかし、超科学的な魔法があれば
何でも簡単に片付くというわけには
現実は動いてくれません。

男女対決という条件なのに、
亜由を男にしてしまったり、
痴漢防止という話のはずが、

触れた異性に電流が走るという、
やたらと幅の広い効果を定めたり、
魔法はドタバタを招くのでした。

ウルトラマニアックのネタバレと今後の展開は?

中学校では大人気の少女、立石亜由。

好きな男子と喋っただけで赤くなる、
年相応の純情さがありますが、
現実的な性格をしていました。

そんな彼女の前に、半べそで
困り切った女の子が出現。

その子は佐倉仁菜と言い、
近頃転校してきたばかりの
言わば「新入り」でしたが、

亜由は尻込みせずに
彼女に声をかけます。

仁菜ちゃんはどうやら
大事なものを落としたらしく
本気で悩んでいたのですが、

亜由はうまく記憶を辿り、
電子辞書のような何かを
見つけることに成功します。

すると、妙に仁菜ちゃんに
なつかれてしまい、その上、
コートの使用権を賭けて、

男子部員とテニスで
勝負することになるなど、
亜由の方が困った事態に。

しかし、自分は魔法少女だと
打ち明けてきた仁菜ちゃんは、
電子辞書風のグッズを使い、

何と亜由を男子にしてしまいます。

運動能力を上げる魔法は
抽象的で難しいが、
これなら確実に効果がと、

仁菜ちゃんは笑顔を見せますが、
これでは男女対決にはならず、
本人とすら思われません。

それでもどうにか言い訳を立て、
勝負にこぎ着けた亜由ですが、
臨んだ試合には、思わぬ

「落とし穴」が待っていたのです。

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ウルトラマニアックの読んでみた感想・評価

改めて魔法少女ものは
王道がいいと思わせてくれる
優れた一作でした。

まず、魔法少女である
仁菜ちゃんのキャラがいいです。

魔法少女は、「魔法」という
強い力を扱うために、
ジャンルを問わず、基本的には

しっかり者という印象がありましたが、
仁菜ちゃんはかなりの「天然系」で、
微妙なズレが笑いを誘います。

また魔法道具がステッキではなく、
かと言って今風のスマホでもなく、
電子辞書タイプというのも、

連載当時の時代を感じさせて
いい感じの雰囲気があります。

さらに加えるなら、知らない単語や
語句をすぐに出してくれる辞書と、
未知の魔法という取り合わせは、

結構相性が良くて、フィット感が
優れている感じもありました。

事実上コンビを組む形の立石さんも
何だかんだと面倒見が良く、
仁菜ちゃんの活躍の場を、

うまいこと引き出してくれる感じで、
そのため物語がスイスイと進み、
オチにつながるリズムもいいですね。

とは言え、痴漢を撃退してと
明言しているのに、触れてしまった
異性に電流が流れるようにするなど、

仁菜ちゃんはかなりの天然系なので、
何かの拍子で悪者に力を、
利用される心配もありますが……。

ウルトラマニアックはこんな方におすすめな作品!必見

地球を救う、自分の身をなげうち戦う……、

最近の魔法少女ものには、重い宿命が
付与されることが多くあります。

そのために強力にシリアスな
物語が展開されることはありますが、
やはり「魔法」が使えるのですから、

基本はやはり明るく楽しく、
そしてちょっと笑えるぐらいの
方が良いという気持ちもあります。

本作はその意味でまさに「定番」の
魔法少女ものだと言えます。

可愛らしい女の子が、
「あったらいいな」な感じの魔法を
色々と繰り出しては、トラブルを

解決して回るその構図には罪がなく、
かと言って日常一辺倒でもなく、
まさに王道な魔法少女ものです。

「変化球」の名作が多く、
少し疲れている方には、
最適の一作だと思います。

また、主人公と魔法少女が
基本的に「友達関係」で、
恋愛的な緊張感や、敵同士の

殺伐さが少なく、
本当に憧れる世界だけを、
きっちり描いています。

そのためもちろん若い女性に
適した一作とも言えますが、
最近の多彩過ぎる価値観に、

「魔法少女疲れ」した方にも
勧められる一作ですね。

ウルトラマニアック

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